スローガン
一蓮托生
~ひとを想い まちを想う~
一般社団法人 美濃加茂青年会議所
第55代 理事長 長井 英祐
【はじめに】
私は、2021年8月に美濃加茂青年会議所に入会させていただきました。当初は、まだ流行り病の最中であり、社会全体が当たり前だと感じていた日常が姿を変え、我々の活動にも影響を及ぼしました。青年会議所は“ひと”が集い構成し、全員で同じ目的に向かい精進できる組織であるべきだと考えます。我々の活動で創造していく「ひとづくり」や「まちづくり」には、“人の想い”が大切だということをメンバーに浸透させることで、一人ひとりの意識を高め、美濃加茂青年会議所が“ひと”をつなぎ“まち”を想える団体として、更に飛躍する組織となるために邁進してまいります。
【先輩諸兄姉に感謝】
美濃加茂青年会議所は、1971年(昭和46年)11月に全国478番目の青年会議所として設立され、本年度で創立55周年という節目の年を迎えます。これまでの長きに渡る歴史は、諸先輩方の熱い想いと強い意志で築かれ、明るい豊かな社会の実現を目指してきました。
本年度は、創立55周年記念式典を開催します。地域の人、そしてまちのためにご尽力してこられた諸先輩方や、多くの関係諸団体の皆様のおかげと心より深く感謝申し上げ、今日までの道のりを祝福すると共に、新たな門出の場とさせていいただきます。
【次世代につなぐ会員拡大】
美濃加茂青年会議所が今後も持続的に活動をしていくためには、会員拡大が必要となります。近年では、少しずつではありますが仲間も増え年代も幅が広くなり、世代ごとの新しい価値観と出会うことができています。
我々の想いは候補者の方に届いているでしょうか。伝わるようで伝わらない、そんな経験もあるかと思います。
会員拡大には交流の場を増やし直接触れ合うことで、個々の魅力や青年会議所の魅力を伝える必要があります。人はひとによって支え合い、人の間で人間として磨かれると考えます。新たな仲間を迎え続けることで多様な考えの人と出会い、そして新たな意見を取り入れ意見を出し合う中で交流ができ、時間を共有することで絆が生まれます。この地域のことを想い、一緒に活動したいと想える仲間を増やします。
【出向者への支援そして成長】
本年度は、公益社団法人日本青年会議所東海地区岐阜ブロック協議会組織連携推進会議に議長を輩出させていただきます。美濃加茂青年会議所の看板を背負って出向するメンバーを、組織全体で積極的にサポートをすることで、全メンバーが岐阜ブロック協議会の理解を深めます。出向先で得た知識や経験を持ち帰り、LOMの財産となることを確信しています。
【未来につながる青少年育成】
美濃加茂青年会議所は、継続事業として青少年育成を目的とし、「ちいき絆ねっと学の陣」を開催しています。市民講師を中学校に派遣し出前講座を行うことで、未来を担う子どもたちが将来の目標を持ち様々な選択ができるきっかけづくりをしてきました。
子どもたちに、自身の未来を想像してもらうには、我々の経験から得た知識を多くの子どもたちに伝えることで、より広い視野を持ってもらうことに繋がります。そして地域社会に貢献できる人財に成長する機会とし、「ちいき絆ねっと学の陣」が、子どもたちに影響を与えられる事業になる事を信じ精進してまいります。
【未来につながる まちづくり】
青年会議所運動の原点は地域貢献です。これまで多種多様な方法で事業を構築し、地域の魅力を発信し続けてまいりました。昨今では働き手不足、人財流出が取り上げられDX化の推進により課題の解決が進められていますが、デジタル化による解決には限界があります。しかし私は、“ひと”にしかできないことや、伝えきれないこともあると考えます。地域の魅力や課題を再認識し活動することで新たな発見をし、住み続けたいとより強く想う気持ちを、一人でも多くの“ひと”に伝えたいと感じます。
まちの未来を担う“ひと”が地域の魅力を知り、感じてもらうためにも、教育関連のイベントやワークショップなどの機会を創出し、この街に興味を持つ“ひと”を増やしていく必要があります。
我々がより多くの“ひと”や行政、各種団体を巻き込み活動することで、この地域の将来へ貢献できるはずです。
【メンバーの皆さまへ】
時が過ぎるのは早いとはよく言ったものです。私が入会を決めてから、5年の歳月が過ぎようとしています。今まで味わったことのない濃密な時間を過ごさせてもらっています。このように感じさせてもらえたのは、同じ目標に向かい困難と感じる課題を乗り越えるために、本気で取り組ませてくれた仲間がいたからだと強く感じています。互いの時間を使い様々な経験、体験をさせてもらい成長させてくれる仲間と出会えたことは、一生の宝だと本当に思っています。本年度はより一層仲間と向き合う一年としたい。必ず今まで以上に強い絆ができると信じています。「みなさん、最後は“ひと”ですよ!!」
1.次代に向けた会員拡大
2.積極的な出向者支援
3.地域を担う人財の発掘と育成
4.合理的な組織運営